第15回社会医学若手フォーラム(7月11日)のご案内をいたします。
今回は、古橋寛子氏(九州大学大学院医学研究院 医療情報学分野)から、演奏芸術医学という、舞台に立つ人たちの心身を支えることをめざす新たな医学分野についてお話いただく予定です。
これまでと同様にランチタイムに開催いたしますので、昼食をとりながらぜひお気軽にご参加ください。
登壇者による自己紹介、研究・実務内容の紹介および質疑
九州大学大学院医学研究院 医療情報学分野
日本医療情報学会、日本疫学会、日本公衆衛生学会、日本臨床疫学会、日本歯科放射線学会、日本演奏芸術医学会
2012年に九州大学歯学部卒業後、同大学院歯学府口腔画像情報科学分野へ。2017年に管楽器の研究で博士(歯学)取得。同大学病院メディカル・インフォメーションセンター、同大学院医学研究院衛生・公衆衛生学分野を経て、九大純粋培養のまま2024年より現職。
演奏芸術医学の世界へようこそ ―舞台に立つ人のからだとこころを支える医学 ―
音楽家やダンサー、俳優など舞台に立つ人たちは、からだやこころに大きな負担をかけながら表現を続けています。演奏芸術医学(Performing Arts Medicine)は、そうした人たちのコンディションや気持ちを支え、よりよいパフォーマンスにつなげることをめざす新しい医学分野です。
今回の発表では、演奏芸術医学がどんな医学分野なのかを簡単にご紹介した後、私が博士課程で取り組んだ研究内容についてもご紹介したいと思います。
演奏芸術医学は医療やリハビリに加えて、働き方や制度の問題にも関わる分野であり、社会医学との接点も多く見られます。発表を通じて、舞台に立つ人のからだとこころに目を向ける新しい医学分野に、少しでも関心を持っていただけたらうれしいです。